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紅音久遠

『臨界天のアズラーイール』あとがき

更新日:2020年2月20日


このBlog項目を使うのも8ヶ月ぶり。 制作に関することはtwitterで呟いているので、ここに書くことがないんですよね……。 もうあとがき置き場に名前を変えた方がいいのでは……。

それはさておき……以下、『臨界天のアズラーイール』ネタバレありのあとがきです。

この度は『臨界天のアズラーイール』をプレイしていただきありがとうございます。 今作は私にとって非常に思い入れの強い作品で、書きたい事が山ほどあるのですが、何から書こうか……。

1,制作のきっかけ 始めに今作を作ろうと思ったきっかけを書こうかと思います。 2017年10月、サークル2作目の『ラビっとはーと!』が完成し、その後に取り組んだのは2012年3月……サークル創設時から書いている『朱色に染まる、美しき社で』という作品の執筆でした。 当時は想定していた物語の半分くらいが書き終わっていたあたりで、楽曲も同じく半分くらい完成していました。 それから2018年3月まで執筆と作曲を並行して行い、初稿段階ですが約650KB……全体の95%執筆が完了しました。 楽曲もOP曲始め結構完成していたので、最後の追い込みにかかろうと思ったのですが……。

……ラストが弱い。

所々気に入っているシーンはあるのですが、どうしてもラストが弱いと感じてしまいました。 それから1ヶ月間筆が止まり、手詰まりな状況に陥ることに……。 そんな状況に変化が訪れたのが4月9日、『朱色~』とは関係のない所でアイデアが浮かびました。

それが『夢の中で理想の世界を生きる』というものでした。

それから数時間でどんどんとアイデアが生まれ、結びつき、曖昧ですが物語としての輪郭が見えました。 そして、この物語は絶対に面白くなる……という自信がありました。 すぐに『朱色~』の制作を中止し、今作のプロットを練り、執筆に取りかかりました。 そして、今作は一度も筆が止まることなく書くことができ、2019年1月に執筆が終了。 楽曲もその時点で5曲ほど出来ていました。 そこからプログラミングやらデザインやら残りの作曲やらを半年ほどかけて行い、公開に至った……という感じです。

2,シナリオ構成、演出について まず始めに……私は『steins;gate』という作品が大好きです。 2010年に初めて原作をプレイした時、こんなにも面白い作品が世の中に存在するのか……と震えました。 タイトル曲である『GATE OF STEINER』は今でも聞くだけで涙が出てきます。 今作はそんな『steins;gate』に大きな影響を受けた作品だとここに記載しておきます。

今作は処女作『世界で一番悲しい笑顔』とも、第2作『ラビっとはーと!』とも雰囲気が異なり、理想世界編と現実世界編でも物語がガラっと変わる作品です。 私が今作で伝えたいことは作品をプレイしていただいた方ならおわかりいただけたかと思いますので、あえてここでは語りません。 今作は『朱色~』のようにラストが弱くなって困らないようにプロットは綿密に組みました。 また、長編ですのでプレイヤーが飽きてしまわないようにシナリオ展開の強弱も考えて執筆を行いました。 序盤で『悪夢』という謎の提示を行い、あまり引っ張らずに中盤でその真実を暴露、理想世界編終了時には悪夢解明とは別の期待感をプレイヤーに持たせ、緊迫した暁の里脱出シーンへと繋げました。 それからアズと旅をし、沙百合を思い出すシーンで一つの山場を作り、理人の沙百合への想いをプレイヤーと共有させました。 4月3日はあえて派手なシーンは入れず、細かい伏線の盛り込み、世界観の説明でクライマックス……盛り上がりのピークとなる4月4日(プレイヤーが予想するクライマックスは5日)へ期待感を高めました。 4月4日は天地真道会関係を解決し、フラッシュバックで理想世界とリンクさせ、沙百合を炎の中から助ける展開へ。 理人が作った夢の世界(後述します)で麗美に本当の自分を告げるシーンが、私の考えるこの作品のクライマックスです。 その後の非常階段では何も起こらずに地上まで下る予定でしたが、ちょっと物足りなかったのでアズには痛い思いをしてもらいました。(ゴメンナサイ) 最後のアズが人間の心を知り、理人に寿命を返して次の契約者を探すシーンは、この物語が浮かんだ日からラストシーンにしようと思っていました。 アズの心の変化は、描きたかった重要な要素であり、今作のテーマの一つでもあります。

……と、ここまでは想定通り書けていたのですが、スクリプト前にどうしても序盤のインパクトが弱いと感じていました。 長編作品なので、序盤が面白くないと(=強い展開がないと)プレイヤーは最後までプレイしてくれません。 そこで思いついたのが、冒頭のグロ注意の警告文でした。 今作のHPやキービジュアルからはそんなシーンがあるとは思えないので、これで多少はプレイ継続を促すことが出来たかと思います。 その後のアズが微妙に映るショートムービー、一瞬の界間値演出でも「何かある……」と思わせることが出来たんではないでしょうか。

他に意識したのは、物語序盤の理想世界をただの夢で終わらせないようにした事です。 作中でも理人が言っていますが、あの理想世界を8年生きたからこそ、理人は絶望的な状況の現実世界を受け入れました。 終盤の理想世界の記憶を辿って沙百合を救い出す展開も、この物語が浮かんだ日から考えていました。

あとは『世界で一番悲しい笑顔』から続けている事ですが、プレイヤーが読みやすく、感情移入しやすい文章を書くことを意識しています。 今作には風景描写がほとんど無く、キャラクターの会話、主人公の思考がメインテキストになっています。 美麗な風景描写、詩的な状況描写を行っている小説は山ほどありますので、→Quantize_作品はあえてそこにテキストを割きません。 その分主人公の感情は括弧書きなどをもちいて、思っていることをダイレクトに伝わるように書いています。

3,シナリオの解説、補足 今作は作中で詳しく描写していない事柄が多々あり、考察の余地があるかと思います。 それらの事柄を想像するのも作品の楽しみ方の一つですので、これから先は読みたい方だけ読んでください。

●現実世界の麗美について 理想世界編のヒロインである麗美ですが、現実世界ではアズの書物によって存在していない事が判明します。(2021年段階) 作中では明記していませんが、現実世界の麗美は15年前に複合商業施設で起きた事故で亡くなっています。 事故の内容は理想世界編のデートの時に麗美が話していたものと同じです。 ただ、現実世界では理想世界とは異なり、麗美と彼女の友達を元気づけてくれた女子高生が事故に巻き込まれません。 それ故彼女と友達は倒壊した建物に閉じこめられた事実に絶望し、死んでしまいます。 麗美とその友達が亡くなっていることは現実世界編4月3日の朝、理人が暁の里の状況を調べるためにニュース番組を切り替えているときにチラッと別番組でキャスターが伝えています。 暁の里の状況を知ることに集中していた理人は気づいていなかったですが……。 ちなみにこのニュース切り替え時は、他にも夕立がくる伏線もあります。

●上沢舞について 今作に登場するサブキャラクターの中で、特に重要な役割を持つ人物が彼女です。 麗美と同じ『最後まで諦めちゃダメ』というセリフを使うことからなんとなく予想できた方もいたと思いますが、彼女は理想世界で建物倒壊事故に遭い、麗美とその友達を元気づけてくれた女子高生です。 理想世界で九死に一生を得た3人は、事故が起きた4月の第1週、その土曜日に3人で集まって買い物をする約束をしました。 実際、理想世界編で麗美はその集まりに参加し、遅くまで飲んでいた……という描写があります。(2027年4月4日) しかし、現実世界編ではその集まりがある日……4月第1土曜日である4月3日に上沢さんがアメニスタエンターテイメントに仕事でやって来ます。 それはつまり、現実世界では上沢さんが倒壊事故に巻き込まれなかった事を意味します。 前の項目にも書きましたが、彼女が倒壊事故に巻き込まれなかったから麗美は絶望して死んでしまうのです。 それはとても悲しいことですが、彼女が事故に巻き込まれなかったから……麗美が死んでしまったからあの日、あの時上沢さんがアメニスタエンターテイメントを訪れ、理人と出合います。 もし理人が彼女と出会っていなかったら、沙百合の行方が分からず寿命を使い果たし、死んでいたでしょう……。 もちろん沙百合も4月4日の火事で死んでしまいます。 この事に気づかないと、上沢さんは突如現れて理人に沙百合の勤務先を教える便利キャラになってしまうので、この設定はあとがきに書きたかったことのひとつです。

●理人の夢について 理人には意図せずに無意識状態になった時(気絶した時)に、自分の見たい夢(=別の平行世界の記憶)を見ることが出来ます。 これは理人がアズと契約し、夢の中で理想世界を生きたことで得た、副作用的な能力です。 この理人が気絶したときに見る夢は、作中ではメッセージウインドウが緑で表示されます。 この夢は作中で3回見ており、1回目は理想世界の屋上で倒れたとき、2回目は現実世界で指を切断した痛みで倒れたとき、3回目は火事の煙で倒れたときに見ています。 また、この理人の能力は夢を見る回数が増えるほどに強くなっていきます。 1回目は現実世界の沙百合との記憶を観測するだけ。(過去夢) 2回目は理想世界の麗美との記憶を傍観し、その記憶について考えることが出来るようになります。(傍観夢) 3回目は理想世界の記憶を元に世界を構築し、体感(コントロール)できるようになります。最初は理想世界の夢と信じませんが、後半で気づきます。(明晰夢) 余談ですが4回目はどうなるのか気になりますねw

●火事の原因、現実世界で消防隊の到着が遅い理由 アカシア第3ビルの火災は理想世界、現実世界共に同じビルの2階に入っている会社の社員3人が4階の喫煙室で煙草を吸った後、火の始末をしっかりと行わなかったのが原因です。 理想世界では火災発生後すぐに消防隊が来るので、被害は4階の一部焼失で済みます。(それでも結果的に沙百合は死んでしまいますが……) しかし、現実世界では理人とアズが煙草を吸いに来た3人と接触したため、展開が変わります。 本来なら煙草を吸い終えたら仕事に戻る予定でしたが、アズとぶつかり、アズが謝らなかった事に腹を立てた一人が麻雀に行こうと提案します。 そして、燃費の悪い社用車のガソリンが減ったのをバレないようにするため、撤去作業を行っていた3階の発電機からガソリンを抜こうとします。 この時の描写は作中にはなく、プレイヤーの想像にお任せしますが、これが原因で火が3階や2階まで燃え広がります。 消防隊の到着が遅い理由は、3人がアライメントのズレている社用車で雀荘に行ったため途中で事故を起こし、アカシア第3ビルの周辺道路が渋滞していたためです。(アズと理人が砂間ヶ崎に着いた時に渋滞の描写があります。) アズがバタフライエフェクトと言っていたのはこのあたりの変化の事です。

●地震と夕立について 4月2日昼の地震と、4月3日夕方の夕立は理想世界と現実世界で同じ現象が起きることの伏線です。 理想世界の2021年4月2日の昼、麗美と昼食を食べようとしていたときに地震が起きます。 現実世界に戻った後、同じ2021年4月2日の昼にさざなみの園で地震が起きます。 この時、一瞬だけ理想世界で地震が起きたときのフラッシュバックが入ります。(デジャヴ) 一瞬だけなので理人は気づくことが出来ませんが……。 4月3日の夕立も同様に、ホテルで敦史と飲み屋にいるときのフラッシュバックが入ります。 多分分かったかと思いますが、テストプレイしてもらった友人で気づいていない人が多かったので書いておきます。

●夕刻の決意について 理想世界で理人と麗美が初めてデートした時に見た『夕刻の決意』という映画。 この映画のストーリーは『バタフライ・エフェクト』という映画のストーリーを元にしています。

(以下バタフライ・エフェクトのネタバレ有り、ドラッグで表示)

このバタフライ・エフェクトという物語は、主人公が好きな女の子を死の運命から救い出すために時間遡行を繰り返す……というストーリーです。 何度も時間遡行を繰り返すのですが、最終的に主人公は彼が好きな女の子に出合ってしまうから彼女が死んでしまうという結論に辿り着きます。 そして主人公はその女の子と初めてあった日に時間遡行し、彼女に『そばにくるな……近づいたら殺すぞ』と話します。 そんな事を言われたのだから、女の子は主人公を避け、その後2人が関わることはなくなります。 ラストシーンは大人になった主人公が、たまたま雑踏の中でその女の子を見かけるのですが、何も話さずに終わる……という切ないラスト。 ……なんですが、実はこの作品にはディレクターズカット版にしか収録されていないもう一つのラストシーンがあるんです。 主人公は好きな女の子と決して出合わないようにするため、生まれる前の胎児の時まで時間遡行します。 そして、母親の胎内でヘソの緒を自分の首に巻き付けて自殺する……という衝撃的なラスト。 私はこちらのラストが強烈に印象に残っていたので、『夕刻の決意』のラストの参考にさせてもらいました。 (ネタバレここまで)

この映画を2人に見させた理由は2つあります。 ひとつは理人と麗美に死生観の違いを語らせるため。 理人は『夕刻の決意』のラストで自殺してしまった主人公の事をしょうがないと話します。 生きる理由であるヒロインに会えないのなら、ヒロインが別の誰かと幸せに過ごしているのを見るくらいなら死んだ方が良いと彼は考えます。 実際、彼は現実世界で沙百合に会えない、彼女を忘れてしまった状況に絶望し、自殺しようとします。 一方、麗美は主人公の自殺するという選択を非難します。 生きてさえいれば2人が幸せになる道もあったんじゃないかと彼女は考えます。 ふたつめの理由は麗美がそう考える理由、『最後まで諦めちゃダメ』という彼女の信条を語らせるためです。 この言葉は理人が臨界天に戻された時に、現実世界を生きる決意をするきっかけの一つとなるので、強いエピソードが欲しかったためここで語らせました。

●選択肢について 今作は→Quantize_作品初の選択肢が登場します。 理想世界の真実、現実世界の自分を思い出した理人が、現実世界を肯定するか否定するか……というもの。 私は基本的に選択肢が好きではないので、当初は理人が勝手に『肯定』して現実世界に戻る予定でした。 あえてここに選択肢を持ってきたのは、プレイヤーの理人への感情移入を高めるためです。 現実世界編は、沙百合に感謝の言葉を伝えるというのが目的です。 しかし、この目的の為だけに絶望的な状況の現実世界に戻るには、無理があると感じたプレイヤーもいることでしょう。 そう感じたプレイヤーにはこの先の展開は薄っぺらく感じてしまうと思ったので、この選択肢をいれました。 現実世界にも理人を助けてくれた人、一緒に楽しい時間を共有できた人がいたことを理解し、そんな世界を肯定することが出来る人にこの先の物語を読んでもらいたかった。 2つ目のエンディングは、それが出来ないプレイヤーのための現実世界を否定し、理想世界に閉じこもるルートです。 これも物語の結末の一つです。 そこで『臨界天のアズラーイール』という作品が終わってしまうプレイヤーがいても私はいいと思います。

4,キャラクターについて 今作の主要人物について書いていきたいと思います。 3人にはそれぞれイメージカラー、イメージフラワーがあります。

○長島麗美 理想世界編のヒロインで、理人の理想の女性であり、私の理想の女性でもありますw 彼女は常に理人の味方で、強い信念をもった女性。 物語開始時は26歳で、理人と4つ離れていますが、そんな年の差も魅力の一つだと思います。 当初あったちょっと抜けている……という面は、理人がサポートに回るようになって解決したようです。 麗美さんだけスチルが無い代わりに、服装は3パターン用意しました。 スーツ、デート服、私服どれも髪型が違うのがポイントです……! 個人的にはデート服が好き。 イメージカラーは赤、イメージフラワーはブバルディア。 花言葉は羨望、憧れ、不屈の精神。

○美咲沙百合 現実世界編のヒロインで、海辺で自殺しようとしていた理人を助けてくれた少女です。 理人の一つ年上という事で、お姉さんを演じたいようです。 ちょっと気が強くて強引ですが、冷静な理人とはお似合いかも? 甘党で、ミルクがないとコーヒーが飲めません。 この描写が終盤で再び出てくるので、オレンジのメッセージウインドウは沙百合の描写だと判断できるようになっています。 過去回想時の見た目は腰まである薄い茶髪が特徴的。 水色のワンピースと相まってめっちゃ可愛い……。 キービジュアルの画像も超気に入ってます。 大人になってからは長い髪を切っており、落ち着いた印象になります。 イメージカラーはオレンジ、イメージフラワーは白い百合。 花言葉は純潔、威厳。

○アズラーイール(アズ) 臨界天で自殺寸前の人間の寿命を集める神で、→Quantize_作品の中で最強の個性を持つキャラ。 私の中ではヒロインというよりはもう一人の主人公という扱いです。 設定はイスラム教、キリスト教などの神話に登場する同名の天使を参考にしています。 神話では全身に無数の目、口、舌を持っているようですが……今作ではちんちくりんな可愛いヤツです。 他のキャラと同時に立ち絵が出る事がないので分かりづらいですが、身長は148cmとかなり低い設定。 そんな見た目ですが、一人称はオレで、メッチャ大食い、やけに偉そうな態度なのがまたカワイイ所。 最終的に人の心を理解し、理人を助けるようになります。 現実世界の私服は白と黒を基調としたパーカー、ミニスカートというスタイル。 立ち絵のニーソの微妙な食い込みが最高なのでぜひ見て欲しいです……w イメージカラーは白と黒、イメージフラワーは白のアネモネ。 花言葉は真実、期待、希望。

5,楽曲について 各楽曲のコメントはBGMモードに書きましたのでそちらをご覧ください。 今作のBGMは7割くらい1ヶ月間の作曲集中期間に作成しました。 ある程度使うシーンのイメージをまとめてから作曲したので、あまり時間はかかりませんでした。 今作は今まであまり気にしていなかったミキシングをしっかりと行いました。 各パートのボリュームやパンの見直し、エフェクターの使用で音圧は大分上がっているかと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。 あとがきで書きたかったのはこんな所です。 この作品は私自身本当に気に入っているので、設定資料集的な物をいずれ出すかもしれません。 また、ありがたいことにサントラが欲しいとのお言葉もいただいています。 要望が多いようでしたら作成したいと思います。

最後に…… 今回イラストを担当してくださった雨雫様。 あなたのイラストがあったからこそ、この作品はノベルゲームという形で完成する事が出来ました。 立ち絵、スチル共に想像通りのイラストを描いていただき、本当にありがとうございました。 そして、テストプレイをしてくださった荒咲りゆ様。 かなり長い作品ですが、誤字脱字、演出のミスなど細かい部分を指摘していただきありがとうございました。 より作品の完成度が上がりましたし、いただいた感想も自信に繋がりました。

さて……次回作ですが、すでに制作を開始しています。 こちらも長編となりますので、公開は2021年を予定しています。 年明けくらいには情報を公開したいですね……。 また、仕事の関係で今年の冬コミは参加できませんが、来年の夏コミは参加予定です。 長編の合間に短編……というかショートショートを作るかもしれません。 それでは、また。

紅音久遠


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